寒い季節が続きますが、人工芝をお考えの方は、来年の夏の暑さ対策も気になるところですよね。今回は、暑い季節に向けた人工芝の温度管理について、計画的に準備できるポイントをご紹介します。
なぜ人工芝は熱くなりやすいの?
人工芝が夏場に熱くなりやすい理由は、主に以下の要因によるものです。
まず、人工芝の素材である合成樹脂は熱を蓄積しやすい性質があります。また、天然芝と違って水分を含まないため、蒸散作用による温度低下が起こりません。さらに、密集した人工芝の繊維の間に熱がこもりやすく、地表面からの放熱も抑えられてしまいます。
今から準備できる温度対策方法
1. 散水設備の検討
春までに自動散水システムの設置を検討されることをおすすめします。朝晩の水やりは、人工芝の温度上昇を抑える最も簡単な方法です。特に日中の気温が高くなる前の朝の散水が効果的です。スプリンクラーを設置すれば自動で水やりができ、夏の暑い時期も手間なく温度管理ができます。
2. 遮光対策の計画
来年の夏までに、以下の遮光対策を計画的に進めることをおすすめします:
- 遮光ネットの設置準備:遮光率70%程度のネットを、人工芝の上1.5〜2m程度の高さに設置できるよう、支柱や取り付け具の選定を行います
- パーゴラやオーニングの検討:春先の施工を視野に、デザインや予算の検討を始めるのが良いでしょう
3. 植栽計画との組み合わせ
落葉樹や常緑樹を組み合わせることで、自然な日陰を作ることができます。冬から春にかけては植栽の好適期なので、この時期から計画を立てることをおすすめします。
来年の夏に向けた注意点
お子様やペットがいるご家庭の準備
人工芝の表面温度は、真夏の日中には50度以上になることもあります。以下の準備をご検討ください:
- 日陰になるスペースの確保を計画する
- ペット用の冷却マットなど、併用できるアイテムの検討
- 子どもの遊び場として使用する場合は、夏季の時間帯による使用ルールを家族で話し合っておく
周辺設備への配慮
春までに以下の点を確認しておくことをおすすめします:
- エアコンの室外機周りの人工芝は、特に温度上昇が懸念されるため、設置位置を事前に検討
- プラスチック製の家具や装飾品の配置計画の見直し
まとめ
人工芝の温度対策は、事前の準備が重要です。今のうちから来年の夏に向けた対策を計画することで、より快適な空間づくりが可能になります。施工方法や製品選びについて、寒い時期だからこそじっくりとご検討いただけます。
具体的なプランニングやご不明な点については、ぜひ当社にご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様の環境に合わせた最適なアドバイスをさせていただきます。